田舎暮らしと本と映画。

邦画と本と美味しいもののこと。旅と神社と美しいものが好き。

三浦しをん 「愛なき世界」

三浦しをんさんの「愛なき世界」を読みました。

 

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装丁の美しい本!

中を読む前に表紙をじっくり眺めちゃう。

深海のような深い青の中に生える植物、

たんぽぽの種、ピンセット、イチョウが舞う。

 

(あらすじ)

国立T大学の赤門の向かいあたり、

本郷通りからちょっと細い道に入ったところにある洋食屋「円服亭」。

この店で働き、2階に住む料理人の藤丸。

 

ある日藤丸は、店の常連客であるT大学の大学院生物科学の研究室へ

昼食の配達をする。

藤丸を出迎えたのは、

店でも見覚えがあった藤丸より少し年上と思われる女性だった。

 

女性は本村と名乗り、研究室の院生であるらしい。

植物を研究しているというその部屋は緑と本でいっぱいで、

その日を境に本村は自分の研究について教えてくれるようになった。

 

藤丸は本村に恋をする。

気持ちを伝えるが、本村からの返事は、

「私は、だれともつきあいません」だった。

 

 

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「ののはな通信」に続いて、多様な愛の形を描く本なのかなと。

 

多様な愛の形と言っても、

本当は昔から、

恋愛よりも自分の打ち込みたい何かを優先したい女性はいたけれども、

 

ちょっと前まで恋愛が至上だった(特に女性にとっては)世の中であったし、

若い男女が主人公の愛の物語で、男性が女性に告白して、

その返事が「恋愛よりもシロイヌナズナの研究が大事」は

多様な生き方を描く物語、になるのだろう。

 

「愛なき世界」というタイトルだけど、愛がいっぱいの物語。

 

この作品に登場する人は皆、自分の中に愛を持っている人。

その対象は人であったり人ではないものであったり様々で、

その愛も通い合うものと、捧げるものと様々だけど、

どんな愛でも、愛を持つ人の周りには優しい世界がある。

 

本村さんの研究の話は、藤丸くんと同じくらい

「途中からはちんぷんかんぷん」になりながら読むけれど、

でも、本村さんの大切で愛おしい世界だということはよくわかって、

心がじんわりとあたたかくなる。

 

素敵な本を読むと、

勝手に実写化キャストを決めたくなるいつもの習性により、

キャストを真剣に考えながら読んだけど、

藤丸くんは中川大志さん、本村さんは小島藤子さん、

松田先生は滝藤賢一さんでどうでしょう?

 

そして読み終わる頃には、洋食屋さんのごはんが食べたくて仕方なくなる。

オムライス食べたい!

 

 

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