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柚月裕子「盤上の向日葵」~2018年本屋大賞第2位

ブックレビュー 柚月裕子「盤上の向日葵」

初めて柚月裕子さんを読む。

 

旬の「若手天才棋士」を描くミステリー。

ネタバレあります。

 

(あらすじ)

①埼玉県の山中で白骨死体が発見された。

死体は腹部に刺し傷があり、将棋の駒を抱いた状態で埋められていた。

駒は名駒であり、数百万円もの価値があるものだった。

 

かつて奨励会に所属しプロ棋士を目指していた、若手刑事の佐野は、

クセモノだが仕事はできるベテランの石破刑事とコンビを組み、

駒の出所を探るが・・・・。

 

②東京大学を卒業後IT企業を立ち上げ、

年商30億円を達成したのち会社を惜しげもなく売却し、

アマチュア将棋のタイトルを総なめしたのちにプロ棋士となった

異端児・上条佳介は、天才若手棋士の壬生との最終対局にのぞんでいた。

壬生が勝てばタイトル7冠、上条が勝てば初タイトル、

会場である山形県天童市は興奮に満ちていた。

 

③元教師の唐沢は、古紙回収日の度に家から出している将棋雑誌が

抜き取られていることに気付く。

雑誌を抜き取っていたのは、唐沢の家に新聞配達をしている少年だった。

 

少年は幼くして母を亡くし、

父親は酒と博打に生活費のほとんどを使っており、

少年に対しては日常的に暴力をふるっていた。

子供がいなかった唐沢夫妻は、実の子供のように少年の世話を焼き将棋を教えた。

 

①と②が現代で、③が過去で、

それぞれのパートでストーリーが進み、最後に交差する。

 

③は早々に上条佳介の過去だと察しがつき、

そうなると①の死体は・・・、刺したのは・・・、遺棄したのは・・・、

と、予想はするもののなかなか核心に届かず、もうページをめくる手が止まらない!

 

本の厚さからして「まあ週末だし、2日くらいで読める感じかな」

と、気軽に読み始めたのだけど、もう止まらなくて、

結局深夜までかかってノンストップで読みました。

 

旬の「若手棋士」モノだし、スピード感があっておもしろいし、

いかにも映画化されそうな作品。

 

いつもの癖で「実写化するなら誰か?」と考えるのも止まらない。

上条佳介は最初からずーっと小栗旬さんのイメージで読んでいた。

 

プロ棋士を目指しながらも挫折し、

影のある若手刑事・佐野は神木隆之介さんかなあ。

 

「3月のライオン」で天才棋士を演じた神木さんの、

 

「プロになれなかった棋士」を演じる姿も見たいと思ったので。

佐野とコンビを組む、曲者刑事は安田顕さんイメージで読んでいました。

 

上条の対戦相手の天才棋士・壬生は

もう確実にあの方がモデルだと思うので、東出昌大さんで。

 

唐沢先生の次に上条の将棋の師となる、

真剣師(賭け将棋によって生計を立てるアマチュア棋士)の東明は、

大森南朋さんとかどうかしら。

 

そして読んでいるうちにひょっこりと島根県が登場してびっくり。

 

亡くなった佳介の母が島根県出身という設定。

描かれるエピソードがエピソードなので、架空の名前しか出てこないのだけど、

 

ひまわり畑は、出雲空港近くのひまわり畑かな~と思ったし、

http://www.kankou-shimane.com/yokubari/archives/reco/%E6%B2%96%E5%B7%9E%E3%81%AE%E3%81%B2%E3%81%BE%E3%82%8F%E3%82%8A%E7%95%91

 

島根県の老舗味噌蔵「笹木味噌」って!

「錦味噌」さんを連想しちゃうわ。

http://www.nishikimiso.com/

 

 思いもかけず、宍道湖、出雲大社、と馴染みのある名前が出てきて楽しめました。

 

とても読み応えのある作品だったので、

柚月さんの他の作品も読んでみたいと思います。

 

 

 

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