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伊坂幸太郎 「ホワイトラビット」

ブックレビュー 伊坂幸太郎「ホワイトラビット」

 

2017年11月放送のアメトーク!「本屋で読書芸人」

で紹介されました。

 

koromo8oo8.hatenadiary.com

 

(あらすじ)

①ある犯罪者集団の一員である兎田。

相棒の猪田から

「同じ組織の折尾が組織の金を横領して逃走中」

だと聞く。

他人事のように聞いていた兎田だったが、

結婚したばかりの最愛の妻が誘拐されてしまう。

 

誘拐したのは同じ組織のリーダー・稲葉。

「妻を返して欲しくば折尾を捕まえろ」

と命令されるが・・・。

 

②空き巣の黒澤は同じく空き巣の中村と今村から仕事の依頼を受けていた。

「ある詐欺師の家に被害者リストが眠っている。それを取って来てほしい。」

のだと。

 

黒澤は自分の流儀として、

空き巣に入った家には盗んだものの領収書を置いてくることにしていた。

それにより家の者は盗まれた物がわかるし、

怨恨などの継続しそうな理由で家に入られたわけではないことがわかるからだ。

 

駆けだし空き巣の今村は黒澤の技術を学ぶため、黒澤に同伴していた。

今回の「領収書」も参考のためにコピーを取っていた。

しかし今村はそのコピーを詐欺師の隣の家に落としてしまうが・・・。

 

③宮城県警特別捜査班SIT隊員である春日部は大きな事件の対応中であった。

仙台市内で立てこもり事件が発生したのだ。

高級住宅街のある1軒に男が押し入り、

その家の夫婦と息子を人質に取っているという。

現場で指揮を執るのは、冷静で優秀な夏之目係長だ。

 

①~③の物語が絡み合って、ひとつの大きな物語になる。

 

この小説、ずっと気を張って読まなければいけない(笑)

例えば、

最初の方で登場人物とおおまかに起きている問題を把握してしまえば、

あとは流れに身をまかせるように落ち着いて読むことができる小説もある。

 

でもこの本は、まずたくさん出てくる登場人物の把握から始まり、

そこから①~③の状況を把握し、

あとは読み進めればいいだけかな、と思っていたら、

 

頻繁に「!」「!!」とびっくりさせられて、

たまにページを戻して読み直してみたり、気が抜けません(笑)

 

先が気になって、一気に読んでしまった。

「レ・ミゼラブル」の例えがよく出てくるので、

知っているとより楽しいです。

 

今回初めて伊坂幸太郎さんの本を読んだのだけど、

読み終わってからこの本のレビューを読んでみたら、

多くの方が、「黒澤さん出て来た!」と喜んでおられたので、

今度は黒澤さんが登場される別の本を読もうと思います。

 

   
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