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ドラマ版→原作(ネタバレなし)又吉直樹 「火花」

Netflix→NHKで放送されていた連続ドラマにすごくハマり、

そして小説版を遅ればせながら読みました。

 

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ブックレビュー 又吉直樹「火花」

ネタバレなしです。

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(あらすじ)

売れない芸人の僕(徳永)は、

20歳のときに先輩芸人の神谷さんと花火大会の営業で出会った。

僕は小学校からの友人の山下と「スパークス」というコンビを組んでおり、

神谷さんは「あほんだら」というコンビを組んでいた。

破天荒で純粋な神谷さんを恐れるとともに強く魅かれた僕は、

その日から神谷さんの弟子となった。

 

(ドラマ版キャスト)

徳永・・・林遣都

神谷・・・波岡一喜

山下(徳永の相方)・・・好井まさお(井下好井)

真樹(神谷の彼女)・・・門脇麦

大林(神谷の相方)・・・村田秀亮(とろサーモン)

百合枝(山下の彼女)・・・高橋メアリージュン

あゆみ・・・(徳永の友人で美容師)・・・徳永えり

喫茶店のマスター・・・小林薫

 

本を読むとき脳内で映像化するので、実写版を先に見た本を読むときは、

ついそのときのキャストをおさらいしてしまう。

 

原作と実写の俳優さんが合わないときもあるけど、

「火花」は原作の空気をそのままに実写化した作品だと思った。

 

特に神谷役の波岡一喜さん。

演じ方を間違えれば視聴者(読者)に嫌悪感を与えてしまう

難しいキャラクターを、憎めなく、繊細に演じてくださったと思う。

 

原作は、ドラマ版では風景とか俳優さんの表情で受け止めていたものが

言葉で丁寧に表現されていて、

徳永も神谷も、そして又吉さんもとても繊細で、読んでいて苦しくなった。

 

この作品のことに限らずだけど、

「感じる」ことの網の目がとても細かい人というのは、

無難に日々を過ごすことなどできないのだ。

 

網で受け止めてしまったものは表現することでアウトプットしていくしかない。

その表現の形はどんな形態でもよくて、

アウトプットすることを止めてしまえば、心が潰れてしまう。

 

そしてこの作品で言えば「繊細な網の目」を持つ人たちを支えるのが、

真樹や百合枝で(百合枝は原作はほとんど出てこないですが)、

又吉作品に登場する女性は女神で、傷ついた男たちをふわりと羽衣で包む。

(女性目線で読むと、正直「ファンタジーだなあ(苦笑)」と思う。)

 

小説もドラマもどちらもまっすぐ受け止めていると、苦しくなるけれど、

でも読んで(見て)よかったと思える作品でした。

 
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