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林真理子×小島慶子 「女の七つの大罪」

ブックレビュー 林真理子×小島慶子「女の七つの大罪」

 

 

作家の林真理子さんと、

元TBSアナウンサーで現在はタレント・エッセイストの小島慶子さんが、

 

 

七つの大罪(カトリック教会で慎むべき悪徳とされるもの。

嫉妬・強欲・色欲・憤怒・傲慢・暴食・怠惰)

について、

 現代女性に照らし合わせると、むしろ、

「人生をより深く楽しむためにたしなむべきもの」

という考え方お話をされたものをまとめた対談本です。

 

雑誌「VERY」で、小島慶子さんのエッセイを読んで、

「VERYに連載されているのに、VERY読者ウケを狙ってない」感が

おもしろくて、以来小島さん好きなのです。

 

たまたまこの対談本を見つけ、

林真理子×小島慶子なんて、

さぞかし意地悪く女性の闇を掘っているに違いないわ・・(褒めています)

と、手に取りました。

 

林さんも小島さんも、東京という大都会で、

女性のヒエラルキーの上位に属す(そして属し続けようとする)女性たちと、

その上位層に入りたくてもがく女性たちを

よく観察する環境で生活している方々で、

 

全対談を通じてお二人から出る

「大人の女性あるある話」が普通に怖い。

でも怖いもの見たさで読んじゃう。

 

生まれも育ちも田舎町の私には、

「おお、都会に住んでる友達から聞いたこととか

雑誌で読んだことはあるけど、

そういう世界って本当にあるんですね。

なんでもかんでも(美貌・仕事・パートナーのスペック・お金・子供etc)

すべて勝ち続けなければならないのですね。

そもそも生活が勝ち負けで評価される世界なのですね。大変ッスね。」

と思う。

(林さんも対談中で「地方はある意味平等だから」と発言されています。)

 

でも都会は格差社会だから大変だね、じゃなくて、

その分みんなが野心と向上心を持っていて、

だから次々と魅力的な人や物が発信されていくのだと思う。

やっぱりたまに遊びに行くと、都会はキラキラしていて楽しいですもの。

 

地方と都会とどちらがいいとかではなくて、

「自分に向いている」のがどちらの環境かを知ることが大事ですね。

 

 

でも「強欲」を読んで思ったのは、

私はお隣の誰かと自分を比べて勝つための欲を持つことはないけど、

自分が「気になる!」「必要」と思ったことについては、

すごく突き詰めてしまうので、(買い物についての下調べ期間長かったり)

自分もベクトルは違えど「強欲」なんだろうなあ、と苦笑しました。

 

林さんの「女のドロッと世界観」に触れたら小説も読みたくなったので、

最近出版されたものを何か読もうと思います。

 

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