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田舎暮らしと本と映画。

邦画と本のレビュー。旅と神社と美しいものが好き。

木皿泉 「昨夜のカレー、明日のパン」(備忘録)

木皿泉「昨夜のカレー、明日のパン」

備忘録です。

 

 

ひとつの世界の中の物語を8つの短編で書かれたもの。

それぞれ主人公が違うけど、

メインキャラクターは未亡人の「テツコ」と、

その義父の 「ギフ」で、

二人の共同生活と周囲の人々との物語。

 

初めての木皿泉さん。

ご夫婦の共作ペンネームで脚本家さんで・・と聞き、

どんな作品を書かれた脚本家さんなんだろう?

とグーグル先生に聞いてみると、

 

ああ、「セクシーボイスアンドロボ」好きだった~~!

 

 

(あらすじ)

★ムムム

テツコとギフと、テツコの今の恋人の岩井を中心に、

この物語の中の登場人物の関係と概要について

 

★パワースポット

お隣に住む、テツコの亡き夫・一樹の幼なじみタカラは、

笑うことができなくなっていた。

 

★山ガール

趣味を持ちたいギフは、テツコに友人の山ガールを紹介してもらい、

登山をすることになる。

 

★虎尾

免許を持たないテツコとギフは一樹の死後、一樹の車を廃車にする予定だった。

そこへ従兄弟の虎尾が車を譲り受けたいと言い出す。

 

★魔法のカード

テツコは会社の同僚から、同じ会社に勤務している恋人の岩井が詐欺にあい、

480万円を失ったと聞く。

 

★夕子

ギフの亡き妻の夕子には不思議な力があった。

周囲に死期が近い人がいると涙が止まらなくなるのだった。

 

★男子会

ある夜、岩井のマンションにギフが訪ねてくる。

ギフは旅行鞄と大量のダンボールと共に岩井の部屋に転がり込んできた。

 

★一樹

学生時代の一樹はある雨の日、母に頼まれた食パンを買いに行った帰り、

一人の小学生の少女に傘に入れてほしいと頼まれる。

 

 

薄い本なので出先の待ち時間で読もうと思い、持ち歩いていた。

読みだすと物語の世界観が優しくて、気が緩むと涙が出そうになる。

 

冒頭の「待つのにはすっかり慣れていた」二人が、

「夜のパン屋さん」に出会うエピソードで既にぐっときてしまう。

以降、読むのは家でと決める。

 

一気に読んでしまうのが何だかもったいなくて、

眠る前に一話ずつ読んだ。

 

淡々とした優しさと切なさがしみる本。

 

もし学生さんとかで、

これを読んでそんなに響かなかったという人がおられたなら、

20代後半、30代、40代、と年を重ねたのち

また読むと印象が違うと思う。

 

ドラマ版のキャストは、

テツコが仲里依紗さん、ギフが鹿賀丈史さん、

岩井さんが溝畑淳平さん、一樹さんが星野源さん、

タカラさんがミムラさん、山ガールが吉田羊さん、

夕子さんが美保純さん、虎尾くんが賀来賢人さん、

だそうです。

 

置き換えながら読みました。

ドラマも見てみたい。

 

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