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田舎暮らしと本と映画。

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安野モヨコ 「食べ物連載 くいいじ【上巻】【下巻】」

ブックレビュー 作家 あ行

ブックレビュー 安野モヨコ「食べ物連載 くいいじ【上巻】【下巻】」

 

 

安野モヨコさんが食べ物についてのエッセイを週刊文春に連載されていて、

それを単行本化したものです。

 

 

 

食べ物エッセイといってもいわゆるメシテロ系のものではなくて、

食べ物・食欲を通じて安野さんの「生き方」が伝わってくる本。

 

堅い内容の本ではなくて、

ちびモヨコちゃん時代に、かりんとうをもりもりと食べながら、

「これ、う○こ?」

(う○こかもしれない・・と思いつつ、美味しいから、でも食べる!)

と、聞いた衝撃のエピソード等、

リラックスして寝る前に読めるようなエッセイです。

 

ちょこちょこと登場される庵野監督に、

「ご夫婦仲がよさそうだな~」とほっこりする。

 

読んでいて改めて思うのは「『食べること』は『生きること』」。

食べることに情熱的な人は人生に対しても情熱的だな、と思う。

 

かといってジャンクフードをガツガツ食べるような意味ではなくて、

よいものを、美味しく、見た目にも美しく食べたい、というような情熱。

 

よい素材のものをシンプルな味付けで美味しくいただくのが幸せ、

と思えることは自分の心身が安定しているときだと思う。

 

この本を読んでいると、紹介されたものが食べたくなるというより、

「今なにが食べたい?」

「今日は何をどうして食べる?」

と、自分に問いかけてしまう。

 

私はシンプルな和食もこってりと中華や洋食も、

ジャンクフードや甘い物も食べる。

ほしいときは身体がそれを養分として欲していると思うから。

 

でも冷静に、

「一般的に身体によくないとされるもの、がほしかったとき」

を思い出してみると、

基本的に心身が疲れた状態であるときや、

気分がハイになっている状態のときが多い。

 

良い塩と油でシンプルに味付けした、

旬の物を満腹にならない程度に食べて満足する生活が一番健全なのだろう。

 

・・・・・。

でも私にとって、食べることはレジャーでありエンターテインメント。

甘い物やジャンクなものを「全くいらない」と思ってしまう人生は、

今の私には物足りないと思ってしまう。

 

健康のために食べるものではないものも、

「ああ、やっぱり美味しい・・♡」

と、楽しむ時間がやっぱりほしい。

 

甘い物やジャンクな物も楽しめるように、

元気な体である自分でいたい、と、この本を読んで思ったのでした。

 

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