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田舎暮らしと本と映画。

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東野圭吾 「ラプラスの魔女」

ブックレビュー 東野圭吾「ラプラスの魔女」

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ここ数年の東野さんの作品は、

映像化を前提に書いておられるのだろうなあ、と思っています。

 

この作品については、2時間半の映画にまとめるのは困難なので、

全12話とかの連ドラがいいのだろうなあ、と思います。

 

もうね、登場人物が多い!

一気に読んだのですが、途中からは新しい登場人物が出てくる度に、

「まだ出てくるんかーい!」と、思いました(苦笑)

 

物語はそれぞれの登場人物の立場から進み、それが最後にはひとつに絡むもの。

うん、連ドラだったらとてもワクワクしそう。

簡単に解説してみます。

(ちょっとのネタバレも嫌!という方はこの先ご注意ください)

 

 

①羽原円華は小学生。母の実家である北海道に帰省していた。

外出中の祖父を迎えに母娘は一緒に自転車に乗った。

その時、大きな竜巻が起こり・・・。

 

②武尾徹は40代後半の元警察官で、現在は警備員として生活している。

ある日、開明大学の事務員である桐宮玲から仕事を依頼される。

羽原円華という少女の警護をしてほしいと言われるが・・・。

 

③赤熊温泉の旅館のおかみである前山洋子は、

木村浩一という一人旅の若い男性を出迎えていた。

木村は温泉よりも周辺の景色の撮影に関心があるようだった。

 

④水城千佐都はクラブホステスを経て、

40歳年上の映像プロデューサーである水城義郎と結婚した。

周囲は金目当てだと非難したが、

その通りであったし、義郎もそれを知っていたため気にはならなかった。

ある日二人は赤熊温泉に出かけるが、そこで事故が起こり・・・。

 

⑤麻布北署の刑事である中岡祐二は赤熊温泉で起きた事故のニュースに驚いていた。

三ヶ月前に、水城ミヨシという老婦人からある相談を受けていた。

仕事が成功し、資産家となった息子が40歳年下の女と結婚した。

その女がいつか息子を殺害するのではないかと心配なのだと言うが・・・。

 

⑥泰鵬大学の青江修介は地球化学が専門の学者である。

赤熊温泉村の役場職員である磯部から、

村で起きたある事件の原因を究明してほしいと依頼されていた・・・。

 

⑦那須野五郎は売れない俳優であったが、久しぶりに映画出演のオファーが入り、

撮影現場である笘手温泉に向かっていた。

駅から出ると迎えの車が来ており、那須野は車に乗り込み温泉街へ向かった・・。

 

⑧映画監督の甘粕才生は、家族を失い呆然としていた。

高校生の娘が自宅で自殺を図り、妻と息子も巻き込まれたのだ。

かろうじて息子は命を取り留めたが、

主治医である羽原医師によるともう意識は戻らないという・・・。

 

前半はそれぞれのエピソードが並行して進み、

登場回数が多い人物はいるものの、どの人が主人公という感じでもないので、

物語に入り込むまでにちょっと疲れました。

 

「ラプラス」という聞き慣れぬ言葉が気になったので、

読む前にグーグル先生に聞いてみると、

ピエール=シモン・ラプラスというフランスの数学者がおり、

彼が提唱した理論のことを、「ラプラスの悪魔」と呼ぶそうな。

 

この「ラプラスの悪魔」がどういう理論かを知ってしまうと、

登場人物が一通り揃った時点で、オチが予想できる感じになるので、

掲載は控えます。

 

私は事前に調べてしまったので、先が読める状態で読み進めることになったのだけど、

読み応えがありおもしろかったです。

 

あと、続編を作ろうと思えば作れそうな結末。

続編があるとするなら、鍵となる人物、私は好きなので読みたい。

 

 

そして、これをもし実写化するのならキャストが気になるところで、

たくさんの登場人物にバンバン豪華な俳優さんを当ててほしい!

 

妄想をしだすと日が暮れてしまいそうですが、

ひとり挙げるなら、木村浩一はベタだけど神木隆之介さんがいいなー!

ミステリアスで品があるけど、色気のある若い青年役を好演してくれそうです。

 

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