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映画 「ソロモンの偽証 前篇・事件」「ソロモンの偽証 後篇・裁判」

映画レビュー

「ソロモンの偽証 前篇・事件」「ソロモンの偽証 後篇・裁判」

 

 

 

監督 成島出

原作 宮部みゆき

出演 

藤野涼子  板垣瑞生 石井杏奈 清水尋也 

富田望生 前田航基 望月歩 

佐々木蔵之介 永作博美 黒木華

松重豊 尾野真千子

 

(あらすじ)

藤野涼子は城東第三中学校2年A組のクラス委員。

雪が降り積もるクリスマスの朝、

同じクラスで登校拒否中だった、柏木卓也の死体を発見してしまう。

 

警察も学校も校舎からの飛び降り自殺と判断するが、

後日、涼子の元に謎の告発状が届く。

告発状によると、柏木の死は自殺ではなく、

学校の問題児である大出俊次と、

その仲間たちによるいじめ殺人だというのだ。

 

告発状は涼子だけでなく、他の学校関係者にも送られており、

あっという間に世間は大騒ぎに。

そしてさらに痛ましい事件も起き、

涼子はクラスメイトと柏木の友人である他校生と共に学校内裁判を開き、

真実を暴く決心をするが・・・。

 

 映画を見る前に、先に原作を読みました。

原作を読んでいて、おおまかな流れが頭に入っていたからなのか、

前後篇一気にに見てもダレずに見続けることができました。

 

映画のみの方は、是非原作も読んでいただきたいです。

 

 

 映画版は限られた登場人物しか掘り下げ、描かれていないので、

原作と比べてアクが薄いというか、謎も早い段階で予想がつく感じ。

 

原作は長くて、(文庫版だと全6冊)

映画版だと顔と名前しか出てこないような人も、

どんな性格でどんな立ち位置なのかがじっくり描かれていて、

むやみに深読みしてしまう。

 

宮部さんの作品にしてはめずらしく、

じわっとねっとりと、人間の嫌~な部分が描かれていて、

読んでいる最中私は何度も、

「これ、湊かなえさんの本ではないよね?」と、

表紙を見返したものです。

 

映画版は宮部さんらしさ(人は弱くて優しい生き物、と伝えてくれる感じ)

が出ていて、登場人物の方は映画版の方が好きだな。

 

モリリン先生は原作を読んだときはイラッとしたものですが、

黒木華さんが演じていると、

「うんうん可哀想に・・」と思ってしまって、

誰が演じるかは大きいわ・・・。

 

それにしても、主要登場人物である

「城東中学のみなさん」の演技の達者さ!

大人の役者さんも顔負けの安定感で、ずーっと安心して見ていられる。

 

主演の藤野涼子さんの安定感は言うまでもないけれど、

樹里役の石井杏奈さんの演技がよくって。

 

「石井杏奈さんってどういう人なんだろう?」と、

グーグル先生に聞いてみたら、なんとE-girlsのメンバーでした!

e-girls-ldh.jp

 

若くて才能あふれる人たちがたくさんいて、頼もしいな~~。

邦画・国内ドラマ好きとしては、

このまままっすぐ大人の階段をのぼりつつ、いい俳優さんたちになってほしいな~。

 

原作を先に読んだ人間から、残念だった点がひとつ。

映画と原作に違う点があるのは構いません。

むしろそれは「別物」ととらえるものかもしれないし。

 

でも、できれば、

登場人物内の、「大人になってから結婚した」オチは、

そのまま残してほしかったな~~。

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