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映画 「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」(ネタバレなし)

映画レビュー「スキャナー 記憶のカケラをよむ男」

ネタバレなしです。

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監督 金子修介

脚本 古沢良太

出演 野村萬斎 宮迫博之 安田章大 杉崎花 木村文乃 ちすん

梶原善 風間杜夫 高畑淳子

www.scanner-movie.jp

 

(あらすじ)

お笑いコンビ「マーティーズ」の仙石(野村萬斎)にはある特殊能力があった。

物や場所に触れると、そこに残った、人の残留思念を読み取ることができるのだ。

 

その能力を使って毒舌の相方・丸山(宮迫博之)と、人気芸人として活躍していたが、

人の闇の部分に触れ続けることで、仙石は人間不信となり、

芸人を辞めてマンションの管理人へ転職してしまう。

 

事務所の社長(高畑淳子)はそんな仙石を見て、

「人を愛する気持ちを取り戻してほしい」と思っていた。

 

そんなある日、所属事務所に一人の女子高生(杉崎花)が訪ねてきた。

仙石の能力を使い、

行方不明のピアノ教師・雪絵(木村文乃)を探してほしいのだという・・・。

 

「リーガル・ハイ」→「デート~恋とはどんなものかしら~」

→「エイプリルフールズ」が直近の古沢作品だったため、

この作品もコメディ要素が多分に含まれた作品だと信じて疑わなかったのです。

 

謎解きものみたいだから、「リーガル・ハイ」的な雰囲気なのだろう、

萬斎さんも宮迫さんもハキハキとお元気な方だから、

二人でドタバタしながら愉快痛快に事件を解決するのだろうな~と思っていたら、

全然違ったシリアスなミステリーでビックリしました。

 

木村文乃さんのことも、

「『サイレーン』の時のように結局助かるんでしょ~。」と、余裕で眺めていたのに、

「いや、これマジで文乃さん危ないかも。」と、遅れてハラハラし始める。

そして文乃さん、大変美しいです。

 

そして、今までの作品では見たことのなかった萬斎さんのお姿。

NHKの朝ドラでも、狂言の舞台でも、ドキュメンタリーでも、

萬斎さんはいつも軽やかで、それでいてどっしりと安心感がある方だった。

 

仙石という男はその特殊能力ゆえに、

他人の苦しみや他人の醜さもすべて体感してしまう。

息苦しくて、目に光が灯っていなくて、とても生き辛そう。

こんな萬斎さんを見るのは初めてです。

 

少女から女性へ移行する途中の杉崎花さんのみずみずしさも美しい。

これからますます素敵な女優さんになるのだろうな。

 

安田章大さん。

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 「ばしゃ馬さんとビッグマウス」を見に行った時に、

「俳優さんとしてもいい仕事されるなあ。アイドルとしての顔しか知らなかった!」

と思っていたのだけど、今回の難しい役も繊細に演じておられました。

 

本当の基準が何なのかは知らないけれど、アイドルグループの方が、

「安田章大(関ジャニ∞)」ではなく「安田章大」とだけ、エンドロールに出ていると

「この方は『役者』として認められたのだなあ」と思ってしまいます。

 

心が苦しくなる展開もありつつ、

最後は古沢作品の根である(と、私が勝手に思っている)

「不器用に生きる、人々の愛」が繊細に表現されていたと思います。

 

ところで、制作側はこの作品をシリーズ化したいのかしらん。

パート2の映画なのか、映画からの連ドラなのか、

続きがあるのかもしれない、見せてくれたら嬉しいな、というような

そんなラストでした。

 

個人的には続編をお待ちしています。

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