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田舎暮らしと本と映画。

邦画と本のレビュー。旅と神社と美しいものが好き。

映画 「ステキな金縛り」

映画

映画レビュー「ステキな金縛り」

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脚本と監督 三谷幸喜

出演

深津絵里 西田敏行 阿部寛 竹内結子 浅野忠信 草なぎ剛

中井貴一 市村正親 小日向文世 小林隆 KAN 

木下隆行(TKO)山本亘 山本耕史 戸田恵子 

浅野和之 生瀬勝久 梶原善 阿南健治 近藤芳正

佐藤浩市 深田恭子 篠原涼子 唐沢寿明

 

こちらはお引越し記事です。

投稿日は公開当時の2011年11月12日。

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(あらすじ)

ある夜、竹内結子が殺された。

容疑者は被害者の夫であるKAN(な・つ・か・しー!!)

 

しかしKANにはアリバイがあった。

その時間、彼は

成仏できない落ち武者の亡霊・西田敏行によって金縛りにかかっていたのだ・・・。

 

KANの無実を証明すべく奮闘する、

ダメダメ弁護士深津絵里と上司の阿部寛。

特定の人たちにしか見えない亡霊を法廷で証言させるにはどうしたらいい?

そして真犯人をどう暴く!?

 

対する検察側、

「そんな証人どこにいるんだ!インチキも大概にしろ!」

って言ってやりたいのに亡霊が見えちゃう中井貴一。

 

そして、ある重要な人物にも亡霊が見えていた・・・・。

「そう来たか~~」

 

 とにかくキャストが豪華。

宝箱のように、次から次へと登場する、味がある俳優陣。

有名俳優だろうが大御所だろうが、容赦なくチョイ役(笑)

 

三谷映画の前作「マジック・アワー」と「有頂天ホテル」

を見ておくとよりワクワク度は増します。

 

竹内結子、清楚で素朴なヒロイン系よりも、

今回みたいなメイク濃い目な悪女な方が魅力的。

 

篠原涼子、場末の踊り子。

ジリジリ動く虫さされ跡まだらな生足に同性ながらクギ付け(笑)

 

大泉洋・・・・(笑)

 

意外にあっという間に過ぎた140分。

小ネタ満載で最初から最後までクスクス笑いっぱなし。

 

要所要所で泣ける場面も入れてくる。

「動物と親」

という大抵の人間の涙線を刺激するコースはズルイかなって思ったけど、

 

最初笑いのために使われた小ネタが、

後半では泣ける場面への誘導だったりして、

それには膝を打ちたくなる。

 

この映画、コメディなんだけど「死」を常に観客に意識させる。

 

当たり前だけど、映画を見ている私たちは生きているから、

「死ぬ」「死んでしまった」という状況を自分の体験としては知らない。

 

「死」は特別で「死者」は遠くに行ってしまう、と思いがちだけど、

「死」は身近で、見える人が少ないだけで「死者」も近くにいる。

 

でも「生きている人」は、「死んでいる人」と違って、

「活動」することができる、

そしてそれは、「自分や自分以外の誰かのことを幸せにできるチャンス」

を与えられている、ということだから、

今、この瞬間も生きているのなら、ちょっと頑張ってみる?

 

そんなことをコッソリと三谷監督は伝えたかったのかなー・・と深読み。

 

笑って、笑って、脱力したときに涙も出ちゃって、

なんか感情を放出できちゃう映画。

 

三谷作品特有のクセは強いので、賛否は分かれそうだけど、私は好きです。

 

作品の中で

「亡霊が見えるひとの3つの条件」が挙げられているけど、

本当はどんなひとに見えるんだろう。

「どうにもうまくいかなくて落ち込んでる夜、

優しい落ち武者と一緒に満月を見上げて缶ビールを飲む。」

 

それも悪くないね。

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