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出雲伝統芸能フェスティバル2012~四代目市川猿之助としまねっこ

こちらはお引越し記事です。

記録日は2012年10月31日。

記事内に登場するお店等は2012年当時のものです。

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出雲大社にて行われた

「出雲伝統芸能フェスティバル」というイベントで、

四代目市川猿之助の奉納舞を見てきました。

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このイベントは今年で第二回。

出雲大社の参道沿いの広場にて開催され、

一部は地元の伝統芸能団体、二部はゲストが演舞するもの。

 

昨年の二部は、中村勘九郎&七之助兄弟、

今年は、市川猿之助(元・亀治郎。香川照之のイトコ)の奉納歌舞伎、

となかなか豪華。

しかもなんと「入場無料」(ただし要事前応募→抽選)

 

「歌舞伎などの伝統芸能って興味あるけど難しそうだし・・・ 」

「チケットも高いし・・・ 」

「でも、TVによく出るような若手の役者さんなら見てみたいなー」

という 「ザ・ビギナー」にはなんてありがたいイベント!!

 

ウキウキで申し込むものの、昨年の中村兄弟は落選。

今年は幸運にも当選ハガキが手元に届き、見に行くことができました。

 

★10時
稲佐の浜方面から出雲大社に入ろうとするものの、

既に「満車」の看板が遠くに見える。

引き返して大社駅近くの無料駐車場へ。

 

出雲大社前の「ご縁横丁」で塩ソフトクリーム♡

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食べ終えたら、出雲大社にお参り。

「フェスティバル」は自由席。

出雲大社の参道を歩いていると、既に20人くらいが入場門前に並んでいる。

少し不安に思いつつ、通過。 

 

★11時半

お参りも済ませ、ランチへ。

「大社に来たからやっぱ出雲そば行く~?」

と蕎麦屋へ向かうも、お店の外まで行列している!

 

神門通りの洋食屋さん「ポンム・ベエル」へ速やかに方向転換。

tabelog.com

 

辛めのドライカレー♡

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★12時半
「フェスティバル」の行列へ。

 

す っ ご く 並 ん で る ー ! !

 

私たちが並んでからもどんどん列は伸び、正面の大鳥居まであっという間に届く。

 

広場に舞台が、

どっかんどっかん作られてるのが黒幕の隙間からちらりと見える。

 

★13時半
開場。

無事に見えやすそうなお席へ座る。

 

客層の大半は40代後半以上。 あとは30代。
若者と子供はいませんでした。

 

★14時

第一部開演。

地元の歌舞伎団体による演舞。約50分。

 

第二部開演。

猿之助さん、登場!

 

黒の袴姿。

素人目にも上質とすぐわかる漆黒。

いいお着物だあ~・・・。

 

周囲のおじいちゃんたちからは「おもだかや~!」の掛け声。

 

猿之助さんはテレビで見るより細身で、

でも凜とした立ち姿は、昼間の自然光の下でも圧倒されるものがあった。

 

着物の袖を掴んで両手を軽く広げたおすましポーズで、ゆっくりと会場を見渡す。

目力強い。

 

必要以上のお愛想もなく、

「良家の坊ちゃん」感漂う、いい意味での不遜なオーラ。

 

細かい言い回しは覚えてないのだけど、
「~でござんす」みたいな、

落語家さんとか時代劇でよく聞くような言い回しで飄々と話す猿之助さん。

 

※ 初日の夜、寒かったのではおるものを買おうと出かけたが、

歩けども歩けどもお店がなく、

スタッフに「びんごや出雲店」を探してもらい、やっとたどりついた。

※ 仁多米と地元の魚を食べ、おいしさにびっくりした。

 

※ 襲名して変わったことは何もない。

「きっかけ」があろうがなかろうが、

変わらない(成長しない)人はいつまでも変われないし、

変わりたければ、人は明日からでも変われる。

 

※ 歌舞伎を後世に伝えるために自分がしていること。

・・・特別なことはしていない。

この出雲大社が1000年前からずっと残っているのは、

それが素晴らしくて残したいと思う人がいるから。

それと同じ。自分は今、全力で芸に打ち込むだけ。

 

奉納舞の演目は「出雲梅」

 

※ 「出雲って名前がついてる演目なんで選びました。

お正月とかのお祝いのときに踊るものでして、

本当は女形の格好でやるんですよ。 今日は、素踊りで。」

 

約20分の舞。

 

ちゃんとした日本舞踊なんて今まで見たことないし、知識もない。

 

そんな私でも、

猿之助の舞も、

後ろの方々による唄も三味線も、

若き頃から雨の日も風の日もこつこつと努力された

賜物だとわかる素晴らしいものでした。

 

途中、地震が起き、

空が鳴って土は揺れたけれど、

顔色ひとつ変えず美しい姿勢で舞い続ける猿之助。

 

いいもの見せていただきました。

 

古来から受け継がれてるものには、受け継がれるだけの価値があって、

いいものは意味がわからなくても心が揺さぶられる。

 

今の自分にはまだ難しいものなんだけど、

やっぱり将来「伝統芸能を愛でるおばあちゃん」

になりたいな。

 

そんなことを思った秋の一日でした。

 

(おまけ)
同じく出雲大社の別会場で踊っていたしまねっこ。

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 可愛い♡

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