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映画 「ストロベリーナイト」

映画レビュー「ストロベリーナイト」

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原作 誉田哲也「インビジブルレイン」

監督 佐藤祐市

 

出演 

竹内結子 西島秀俊 大沢たかお 小出恵介 宇梶剛士

丸山隆平 津川雅彦 渡辺いっけい 遠藤憲一 髙嶋政宏

生瀬勝久 武田鉄矢 染谷将太 金子ノブアキ 金子賢

鶴見辰吾 石橋蓮司 田中哲司 

三浦友和(友情出演)


(あらすじ)

ノンキャリアで成り上がった警視庁捜査一課・姫川玲子班の管轄で、

凄惨な殺人事件が起きた。

 

早速、捜査を開始した姫川の元に謎のタレコミ電話がかかってきた。

「コロシタ ノハ ヤナイケント」

しかし上層部は「ヤナイケントに深入りするな」と指示。

 

納得ができず、密かに単独捜査を行う姫川は、

マキタという男に出会う・・・。

 

こちらはお引越し記事です。

投稿日は公開当時の2013年2月6日。

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映画「ストロベリーナイト」見てきました。

 

www.youtube.com

 

映画の口コミサイトでも酷評されてたし、

 

友達からも、

「えー?見に行くの?たぶん『テレビで見れば十分』系だって!」

と、からかわれていたので、

全然期待せずに見に行ったら、おもしろかった。


グロい作品は苦手。

 

家庭用テレビから映画の大きな画面にお引越しして、

作品のグロさは大変引き立っていました。

 

後半の殺人の回想シーンは、若干薄目でやりすごす。

 

劇中、終始強い雨が降っている。

雨音は館内全体に響いて、自分たちも雨の中にいるような気分。

 

映画が終わって帰るときに、

思わず「傘持って来ていたっけ?」

と、無意識に手元を探ってしまったくらい。

 

姫川刑事(竹内結子)がその雨の中を、

もろくて、逆さになってしまいそうな折りたたみ傘でセカセカ動く。

 

この「雨と傘」が上手な演出で、

「映画館」という、すっぽり観客をその世界観に覆ってしまう場所で

とても生きていたと思う。

 

「アタシが流した血を決して忘れないために赤にしたの!!」

 

姫川が、

エルメスのオータクロア(中古品で84万円・24回ローン、だったかしら)

の「赤」を購入した理由。


凡人はその壮絶な理由に共感することができず、

 「・・・・!!もっと、ふつうな理由で選びなよ・・・。」

と、戸惑ってしまう。


部下の菊田刑事(西島秀俊)との関係。

 凡人としては、

「菊田にしとけ!菊田いいじゃん!むしろ菊田素敵ですけど!」

と、思うけど、

 

大きすぎる闇を抱えた姫川には、

あのまっすぐな気持ちは負担なのかなあ。

 

警察と敵対するヤクザの若頭(大沢たかお)と対するときに、

「女」の顔になっている竹内さんの表情は秀逸。

 

正直、実力より人気が先行している女優さんだと思ってた。

いい女優さんだなあ。

封印されていた、姫川の「女」の表情を、遠くから見守る菊田。

心が痛くなります。

 

作品のキーパーソンである青年を演じる、染谷将太。

 

存在感も色気もあって注目してる俳優さんなんだけど、

この作品でもよかった。

将来が楽しみ~。

 

終始、辛くて重い物語の中、

姫川班の面々がおどけたり、笑顔を見せるシーンが救い。

 

ガンテツ役で武田鉄矢が出るのは知ってたけど、

岡本玲まで出てきたので、途中脳内でHYの朝ドラ主題歌が流れてしまう。


姫川に幸せになってほしいので、

続編をまたドラマか映画で見せてほしい。

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