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田舎暮らしと本と映画。

邦画と本のレビュー。旅と神社と美しいものが好き。

ゲキ×シネ 「シレンとラギ」

ゲキ×シネ 映画

一つ前の記事で藤原竜也さんについて書いたので、

藤原竜也さんつながりの記事をお引越し。(投稿日は2013年10月13日)

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ゲキ×シネ「シレンとラギ」

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 作  中島かずき

演出 いのうえひでのり

出演 永作博美、藤原竜也、高橋克実、三宅弘城、北村有起哉、

   石橋杏奈、橋本じゅん、高田聖子、粟根まこと、古田新太 他

 

www.youtube.com

(あらすじ)

北の武者・古田新太は、スゴ腕の暗殺者・永作博美を呼び寄せる。

敵対する南の国の支配者・高橋克実が、仮死状態から目覚めたためだった。

古田新太の息子の若武者・藤原竜也は、

初恋の相手である美しき年上の暗殺者との再会に、

胸のときめきを押さえられずにいたが・・・。

 

 

今回の作品のテーマは、

「血縁者との許されぬ愛」みたいで。

血縁者を愛する、「神にそむく者」が続出です。

 

おぞましくて、生々しくて、見るに聞くに耐えないテーマだと構えていたけれど、

意外にそれを「さら~っ」と芸術的に描いているので、

韓流ドラマレベルのタブーさで見ていられます。

 

(藤原竜也)

日本の若手俳優で業を背負わすなら、

この人か、山田孝之か。(個人的には風間俊介にも背負わせたい)

第一幕の途中までは、爽やかで礼儀正しい若武者を好演していて、

「違~う!」

と、むずがゆい背中をかきむしりたくなる。

 

年の離れた美しい初恋の女性・永作博美を、情熱的に口説きはじめたあたりから、

「そうそう、いい感じ♪」

と、楽しくなってきて、

 

口説いて、口説いて、身も心も手に入れたところで、

生き別れた母だと知らされ、一気に狂い始める藤原竜也。

 

憎い父からは、

「畜生道に堕ちたか!!」

とののしられ、その場で愛しい母は死んでしまう。

 

自暴自棄になっているところに、

実の妹だと思っていたが、そうではなかった少女から愛を告白される。

 

押し倒してみるも、抱けず、

「・・・ふっ、本当の妹だったら抱けたかもな。」

と、完全にやさぐれる姿に、

「うんうん!藤原竜也はこうでなくっちゃ♪」

と、満足する。

 

(永作博美)

その昔、「四つの嘘」というドラマで、

「『清楚』は、エロい。」

ということを教えてくれた女優さん。

 

「女の部分はすべて武器として使って来た孤独な暗殺者。

初めて愛した男は、かつて産んだ息子だった。」

なんて、絶対ハマリ役。

どきどきわくわく・・・!!で見たのだけど、

あらら・・?

 

ドラマや映画だと基本、胸より上の映像が多いから目立たないのだろうか。

周囲のキャストが「舞台のベテラン!」な人たちだから、余計気になるのだろうか。

ドッタンバッタンと、所作の荒さが気になって、いつもの可憐さと色気が大幅減。

 

俳優さんには「映像向き」と「舞台向き」の二種類があると思っているのだけど、

映像の方が、永作さんの魅力を引き出せるのだと思う。

好きな女優さんであることは変わりません。

 

私は、性をおぞましく扱う作品は好きじゃないけど、

この作品は演出と俳優さんの力量で抵抗感を感じさせずに見せてくれた。

 

なので思う存分

「畜生道に堕ちた者の業」

を、堪能させてほしかったけど、

後半はサラサラーッっと、そよ風のように片付けられてちょっと拍子抜け。 

 

なんだか批判レビューみたいになってしまったけど、

ひとことで言ったら、

「おもしろかった。見に行ってよかった。」の作品です。

 

ゲキ×シネシリーズは毎回見ごたえがあるので、

どんどん自分の中でハードルが上がってしまっているのかもしれない・・・。

 

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