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田舎暮らしと本と映画。

邦画と本のレビュー。旅と神社と美しいものが好き。

ゲキ×シネ「蒼の乱」

ゲキ×シネ 映画

ゲキ×シネ「蒼の乱」見てきました。

www.youtube.com

気軽に舞台を見に行けない地方民にとって、「ゲキ×シネ」はエンタメの神様からのプレゼントだと思っています。(けっこう本気で)

 

天海祐希とゲキ×シネと言えば「薔薇とサムライ」なのですよ。

今まで見てきたゲキシネの中では、この「薔薇とサムライ」が一番好きです。

とにかく天海祐希さんがカッコよくて!

もうもう同性ながら、

「天海祐希さま、抱いて~~~~」となるくらいなのです。

 

その名作を経ての今回、めちゃくちゃ期待して公開の日を待っていました。

夫である松山ケンイチを支える妻、天海祐希。

かつては女大将として戦っていたが、国を自ら滅ぼしてしまった故に表舞台には立たなくなった女性、天海祐希。

 

「・・・・・・。この役は・・天海さんでなくてもいいのでは?例えば・・・そうね」

と、脳内キャスティングが始まってしまう。

「もしや、今回のゲキシネはハズレなのか?」

と、不安を抱きつつ見続けていた、その時。

 

まさに「起承転結」の「転」が起こり、

「じゃじゃじゃじゃーん!」と「天海祐希様」が降臨なさったのです。

 

「!!!!!!」

 

やっぱり、この役は天海祐希じゃなければだめだった・・・。

 

テレビドラマ等でお見かけする天海さんもとても素敵です。

でも、女優・天海祐希の本領発揮の場はやはり舞台で、そして男役なのだと、

改めて実感する全く「別物」の素晴らしさ。

 

後半からの私は時折涙を流していました。

何に対しての涙なのか?

物語になのか?

「おのれナポレオン」の降板から見事舞台復帰を遂げた天海祐希の感動ストーリーへなのか?

自分でも戸惑いつつ必死に感覚を辿った末に出た答えは、

女優・天海祐希が「舞台」というものに捧げる美しいエネルギーに感動しているのだということ。

 

実は作品云々よりも俳優本人のエネルギーに圧倒されてものすごく感動したという経験は初めてではありません。

 

その女優の名は、大竹しのぶ。

 

この方の出演舞台を見に行ったときは、客席に飛んでくるしのぶさんのエネルギーが強くて、顔が痛くなりました(いや、本当に)

 

「一流」の演技ができる俳優さんはたくさんいるけれど、

その中でもさらに選ばれた人は、もう「いる」だけで人の心を震わせるものなのですね。

 

そして、早乙女太一くん。

この人の所作と殺陣は本当に美しい。

太一くんと敵対する、梶原善さんの「影」役が太一くんに「喰われない」妖しさと殺陣の技術を持っているなあ~と感心していたら、なんと弟さんだとか。

 

太一くんは100%の人間ではなく半分は魔物なんだと思う(褒めてます)

なので、ただただ芸に身を捧げて、美しさと妖しさで我々を楽しませてほしい。

こういう種族の方に、世間一般の「ふつう」を求めてやいのやいのと言うのは野暮だと思います。

 

3時間、夢中でスクリーンを見ていました。

地方民に舞台の喜びを与えてくれる「ゲキ×シネ」に深く感謝。