田舎暮らしと本と映画。

邦画と本のレビュー。旅と神社と美しいものが好き。

ブックレビュー

唯川恵 「セシルのもくろみ」(ネタバレあり)

唯川恵さんの小説「セシルのもくろみ」が、 2017年の連続ドラマで実写化されると聞き、 先に原作を読んでおきたいと思い読みました。 (ネタバレあります) セシルのもくろみ (光文社文庫) [ 唯川恵 ] (あらすじ) 38歳の専業主婦の奈央は、夫と息子と三…

東野圭吾 「疾風ロンド」(ネタバレなし)

東野圭吾「疾風ロンド」(ネタバレなし) 映画はまだ見ていません。 疾風ロンド (実業之日本社文庫) [ 東野圭吾 ] でもせっかく実写化されているのなら、 キャストに置き換えながら読んだ方が楽しい。 【先着特典】疾風ロンド 特別限定版(A5クリアファイル…

林真理子 「中島ハルコはまだ懲りてない!」(備忘録)

林真理子 「中島ハルコはまだ懲りてない!」(備忘録) 中島ハルコはまだ懲りてない! [ 林真理子 ] 前作「中島ハルコの恋愛相談室」が、 おもしろかったので続編も読みました。 koromo8oo8.hatenadiary.com アラフォーの独身フードライターいづみは、 相変…

東野圭吾 「夢幻花」(備忘録)ネタバレなし

備忘録 東野圭吾「夢幻花」 ネタバレしていません。 夢幻花 (PHP文芸文庫) [ 東野圭吾 ] (あらすじ) ①昭和13年、東京オリンピックを2年後に控え、建設会社勤務の真一は多忙だった。 いつものように出勤の支度をし、家を出た。 妻と1歳になったばかりの…

佐藤愛子 「90歳。何がめでたい」「愛子とピーコの『あの世とこの世』」

ブックレビュー 佐藤愛子 「90歳。何がめでたい」「愛子とピーコの『あの世とこの世』」 どちらもエッセイです。 「愛子とピーコの~」は、 愛子さんと「おすぎとピーコ」のピーコさんとの対談形式。 佐藤愛子さんの「90歳。何がめでたい」が、 最近、話題の…

乾くるみ 「物件探偵」(備忘録)

乾くるみ「物件探偵」(備忘録) 物件探偵 [ 乾 くるみ ] 可愛い表紙と興味深いタイトルでジャケ買い。 「物件探偵」ってどういうことかしら、 犯行現場的な場所を徹底的に調べて、 それだけで謎を解くのかしら、 と、ワクワクしながらページをめくる。 6つ…

林真理子 「中島ハルコの恋愛相談室」(備忘録)

林真理子「中島ハルコの恋愛相談室」(備忘録) 中島ハルコの恋愛相談室 [ 林真理子 ] (あらすじ) アラフォーのフードライターいづみは、パリにいた。 仕事もうまくいかず、長い不倫の恋にも終わりの予感を感じていた。 宿泊先のホテルで図々しいが美しい…

林真理子×小島慶子 「女の七つの大罪」

ブックレビュー 林真理子×小島慶子「女の七つの大罪」 女の七つの大罪 [ 林真理子 ] 作家の林真理子さんと、 元TBSアナウンサーで現在はタレント・エッセイストの小島慶子さんが、 解縛 [ 小島慶子 ] 七つの大罪(カトリック教会で慎むべき悪徳とされるもの…

堀江昭佳 「血流がすべて解決する」

ブックレビュー 堀江昭佳「血流がすべて解決する」 出雲市の漢方薬剤師・堀江昭佳さんの著書。 血流がすべて解決する [ 堀江昭佳 ] 「めざすべきは『血液サラサラ』より『血液たっぷり』」 婦人科系疾患から、うつ、がん、 そして病気ではないけど、冷える、…

木皿泉 「昨夜のカレー、明日のパン」(備忘録)

木皿泉「昨夜のカレー、明日のパン」 備忘録です。 昨夜のカレー、明日のパン [ 木皿泉 ] ひとつの世界の中の物語を8つの短編で書かれたもの。 それぞれ主人公が違うけど、 メインキャラクターは未亡人の「テツコ」と、 その義父の 「ギフ」で、 二人の共同…

東野圭吾 「危険なビーナス」(備忘録・ネタバレなし)

備忘録です。 東野圭吾「危険なビーナス」 (ネタバレなし) 危険なビーナス [ 東野 圭吾 ] 東野圭吾さんの作品は 「いつか実写化されるのだろうなあ」と思いながら読むため、 読み始めの段階で勝手に配役を決め、 その俳優さんの映像で読み進めてしまいます…

黒川博行 「破門」(備忘録)

備忘録です。 黒川博行「破門」 破門 [ 黒川 博行 ] 〇平成29年1月28日より公開の映画「破門」の原作本 www.youtube.com (あらすじ) 〇建設コンサルタントという肩書だが、 実際の仕事は「シノギ(ヤクザを使って建設現場のトラブルをおさめること)」 の…

宮部みゆき 「希望荘」~杉村三郎シリーズ(備忘録)

備忘録です。 宮部みゆき「希望荘」 希望荘 [ 宮部みゆき ]価格:1890円(税込、送料無料) (2016/12/25時点) 〇「名もなき毒」「ペテロの葬列」に続く杉村三郎シリーズ。 名もなき毒 [ 宮部みゆき ]価格:918円(税込、送料無料) (2016/12/25時点) 〇「ペテ…

有川浩 「アンマーとぼくら」(備忘録)

備忘録です。 有川浩「アンマーとぼくら」(ネタバレなし) アンマーとぼくら [ 有川浩 ]価格:1620円(税込、送料無料) (2016/12/25時点) 〇かりゆし58のシングル曲「アンマー」から生まれた作品。 アンマー [ かりゆし58 ]価格:1080円(税込、送料無料) (…

(ネタバレなし)湊かなえ 「サファイア」

ブックレビュー 湊かなえ「サファイア」 宝石をテーマにした短編7本が収録されています。 サファイア [ 湊かなえ ] 実写化されそうな作品が多いなあ、と思いながら読んでいたら、 市議会議員の夫を殺害してしまった「わたし」が、 中学時代を回想する物語の…

三浦しをん 「天国旅行」

ブックレビュー 三浦しをん「天国旅行」 「心中」をテーマにした短編7本が収録されています。 天国旅行 [ 三浦しをん ] 「心中」といっても太宰治作品のような物語が綴られている感じではなく、 読み終わってから、 「本書は、『心中』をテーマにした短編集…

安野モヨコ 「食べ物連載 くいいじ【上巻】【下巻】」

ブックレビュー 安野モヨコ「食べ物連載 くいいじ【上巻】【下巻】」 送料無料/くいいじ 食べ物連載 上巻/安野モヨコ 安野モヨコさんが食べ物についてのエッセイを週刊文春に連載されていて、 それを単行本化したものです。 送料無料/くいいじ 食べ物連載 …

東野圭吾 「ラプラスの魔女」

ブックレビュー 東野圭吾「ラプラスの魔女」 ラプラスの魔女 [ 東野圭吾 ]価格:1814円(税込、送料無料) (2016/8/19時点) ここ数年の東野さんの作品は、 映像化を前提に書いておられるのだろうなあ、と思っています。 この作品については、2時間半の映画に…

(ネタバレあり)朝井リョウ 「ままならないから私とあなた」

ブックレビュー 朝井リョウ「ままならないから私とあなた」 ネタバレありです。 表題がメインの作品で、 巻頭にひとつ、短編の「レンタル世界」が入っています。 ままならないから私とあなた [ 朝井リョウ ]価格:1512円(税込、送料無料) (2016/7/24時点) …

宮部みゆき 「悲嘆の門 下」

ブックレビュー 宮部みゆき「悲嘆の門 下」 読むのに支障があるようなネタバレはないつもり。 悲嘆の門(下) [ 宮部みゆき ] 上巻のレビューはこちら↓↓ koromo8oo8.hatenadiary.com 「悲嘆の門」は、宮部さんの既刊「英雄の書 上下」の続編になるそうなので…

湊かなえ 「リバース」(ネタバレなし)

ブックレビュー 湊かなえ「リバース」 リバース [ 湊かなえ ] (あらすじ) 大学卒業後、事務機会社で働いている僕・深瀬和久には秘密がある。 大学時代に親友の広沢を交通事故で失った。 しかし、広沢の死に深瀬自身が関わっているのだ。 ある日、恋人の美…

宮部みゆき 「悲嘆の門 上」

ブックレビュー 宮部みゆき「悲嘆の門 上」 悲嘆の門(上) [ 宮部みゆき ] 宮部さんの既刊「英雄の書 上下」の続編になるそうなのですが、 英雄の書(上巻) [ 宮部みゆき ] 英雄の書(下巻) [ 宮部みゆき ] 私はそちらはまだ読んでいませんが、今のところ…

朝井リョウ 「世にも奇妙な君物語」

ブックレビュー 朝井リョウ「世にも奇妙な君物語」 5つの短編小説がまとめられた1冊。 文章は読みやすく、寝る前の時間で一気に読んでしまいました。 世にも奇妙な君物語 [ 朝井リョウ ] (あらすじ) 第1話「シェアハウさない」 フリーライターの浩子は…

NHK連続テレビ小説「あさが来た」がおもしろいので原案本を読んでみた~古川智映子「小説土佐堀川」

NHKの朝ドラは「あぐり」から不定期に見始めて、 ここ数年は毎日録画して、寝る前に見るのが日々の楽しみです。 現在放送中の「あさが来た」は、特に楽しんで見ている作品。 このドラマは、 大阪の実業家・広岡浅子の生涯をモデルにしたフィクションであると…

湊かなえ 「境遇」

ブックレビュー 湊かなえ「境遇」 (あらすじ) 陽子は子供の頃から、絵を描くことも物語を作ることも好きだった。 学生時代はボランティアサークルに所属し、 自分の作った絵本を子供たちに読み聞かせていた。 卒業後、図書館司書になってからもその活動は…

黒川博行 「後妻業」

たまたま、ネットの邦画ニュースで見かけたこのタイトル。 2016年公開予定「後妻業」 後妻業 [ 黒川博行 ] (CAST) 大竹しのぶ 豊川悦司 尾野真千子 長谷川京子 水川あさみ 風間俊介 余貴美子 笑福亭鶴瓶 津川雅彦 永瀬正敏 タイトルと、そのキャスト一覧だ…

連続ドラマ「無痛」がおもしろいので原作本を読んでみた~久坂部羊「無痛」

現在、フジテレビ系で放送中の連続ドラマ「無痛」を見ています。 今季のドラマの中ではこれが一番すきかなあ。 原作本があると知り、早速読みました。 (以下どんどんネタバレします) 久坂部羊「無痛」 無痛 [ 久坂部羊 ] 作者の久坂部さんはお医者さまだそ…

中村文則 「教団X」

中村文則さんの独特の世界観に以前から関心があり、この本を手に取りました。 ・・・嘘です。 「アメトーーク!」の読書芸人の回で紹介されていて、 「おもしろそうだなー」と思ったからです。 教団X [ 中村文則 ] (あらすじ) 楢崎は「もう少しで恋人にな…

朝井リョウ 「桐島、部活やめるってよ」

ブックレビュー 朝井リョウ「桐島、部活やめるってよ」 朝井リョウさんを知ったきっかけはこの本だったのに、 遅ればせながら今回初めて読んだ。 タイトルにまでなってるのに、 肝心の「桐島くん」本人は一切登場しないということだけは知っていた。 男子バ…

このブログの目次

本・映画・舞台のレビュー、旅と美味しいもののレポ、 その他日常について書いています。 ブックレビュー 朝井リョウ (ネタバレあり)朝井リョウ 「ままならないから私とあなた」 朝井リョウ「世界地図の下書き」 朝井リョウ「何者」 朝井リョウ 「もう一度…

窪美澄 「さよなら、ニルヴァーナ」

ブックレビュー「さよなら、ニルヴァーナ」窪美澄 さよなら、ニルヴァーナ [ 窪美澄 ] 1997年に神戸で起きた、 当時14歳の男子中学生が2名の小学生を殺害し、 3名に重軽傷を負わせた、 通称「酒鬼薔薇事件」をモチーフにした小説。 この本を読みながら、 「…

三浦しをん 「あの家に暮らす四人の女」

ブックレビュー「あの家に暮らす四人の女」三浦しをん しをんさんの新刊ということで楽しみに待ってた一冊。 あの家に暮らす四人の女 [ 三浦しをん ] 東京都内の古い洋館に暮らす四人の女。 お嬢様育ちの老婦人・鶴代 鶴代の娘で、アラフォーの刺繍作家・佐…

川村元気 「億男」

川村元気 「億男」 弟が作った3千万円の借金を返済するべく 昼は図書館で、夜は工場で働く男、一男。 妻は子供を連れて家を出て行ってしまった。 心の支えは子猫の「マーク・ザッカーバーグ」 そんなある日、ひょんなことから宝くじを手に入れる。 その宝く…

朝井リョウ 「もう一度生まれる」

大学生を中心にした20歳前後の若者を描いた5つの短編。 登場人物は作品によって、主人公だったりキーパーソンだったり。 彼氏がいるのに友人からキスをされた女子大生。 特徴のない自分に不安を抱きながら、美しい同級生に片思いをする男子学生。 母の再…

西加奈子 「地下の鳩」

ブックレビュー 西加奈子「地下の鳩」 本編と、本編に登場する人物を主人公にした短編の、 ふたつの物語で構成された一冊。 大阪の繁華街が舞台。 キャバレーの呼び込みをする男、吉田。 素人臭いチーママ、みさを。 オカマバーのママ、ミミィ。 夜の街に生…

東野圭吾「マスカレード・イブ」

「マスカレード・ホテル」で一緒に謎を解いたふたりがまだ出会う前の物語。 短編がいくつか入っていて、ふたりが交互に主人公となり、 最後の作品では出会ってはいないものの、同じ事件を追っている。 それぞれ「新人クラーク」「新人刑事」のため、言動が若…

朝井リョウ「世界地図の下書き」

両親が他界したことにより児童福祉施設で生活することになった小学生男子と、 同じ施設で暮らす子供たちとの日々。 児童福祉施設を舞台にした小説は読んだばかりだった。 有川浩「明日の子供たち」 有川氏の描く「世界」はいつも優しい。 「人生思い通りにな…

三浦しをん「仏果を得ず」

映画やドラマも好きなので、 「映像化したら絵になるだろうな」 「たくさんの人に知ってもらいたいな」 と、思う作品に出会うと、 読みながら脳内でキャスティングを始めてしまうことがある。 「仏果を得ず」もそんな一冊。 仏果を得ず [ 三浦しをん ] 文楽…

西加奈子「きいろいゾウ」

繊細な感性で、動物や植物の言葉が聞こえる妻と、 背中に鳥のタトゥーが彫りこまれた売れない小説家の夫の田舎暮らし。 人工的で便利な物に囲まれて生きている私たちは、 周りを取り囲む物・人・そして自分自身の声を聞くことに疎くなってる。 正直、妻の繊…

朝井リョウ 「何者」

ブックレビュー 朝井リョウ「何者」 何者 [ 朝井リョウ ] 空き時間ごとに読むことのできるライトノベルのような作品だと思っていた。 突然ふわりと入って来た作者を、 そのまま自分のパーソナルスペースにまで入れてしまったら、 「びびってんじゃねえよ。 …